B7 BiTurbo Limousine Introduction
新しいALPINA B7 BiTurboによって、ALPINA社はBMW7シリーズをベースとする4世代目のモデルを披露することになる。BMW ALPINA B12 6.0やB7などの優れたモデルによって、ハイパフォーマンス・ラグジュリー・サルーンの基準を引き上げることとなった。全く新しいデザインと最新技術を集結させたB7 BiTurboは、高級感、スポーティーさ、快適性を完璧に調和させている。
力強いトルクとパワーを生み出すツインターボ付き4.4リッターV8エンジンとアクティブロール制御付電子制御サスペンションとの組み合わせにより、B7 BiTurboはこのクラスでは類まれなドライビングエクスペリエンスを可能にする。20スポーク21インチのALPINA クラシックホイールの革新は、B7 BiTurboの新しいデザインを強調し、際立った外観とパワフルな印象をもたらす。
総アルミ製の4395cm3 V8エンジンは5500rpmで最大520馬力(382kW)、3000−4750rpmで最大700Nmのトルクを発生することが可能である。ALPINAのエンジンのために特別に設計されたターボチャージャーは、V8エンジンの各バンクの上部に配置され、過給レスポンスの改善に貢献している。この2つのターボチャージャーは同時に作動し、そのタービンは大径44mmである。
この素晴らしいエンジンのパフォーマンスは、短くかつフローが最適化された吸入経路付水冷式インタークーラーによって達成された。ラジエーターパッケージと一体化されたインタークーラーと、35%容量が増大されたエンジンに近い2つのインタークーラーは3つともに熱効率が非常に高い。
高性能ピストンが9.2対1の圧縮比と最大過給圧1.0Barを実現している。その結果は非常に素晴らしく、1リッターあたり118馬力(87kW)、最大平均圧力は20.1Barで、これはスポーツカー並みの数値である。ダイレクトインジェクションとダブルVANOSによって、EU5基準をクリアしている。B7 BiTurboは燃費効率が100kmあたり11.9L(8.4/lL)で、CO2排出量が1kmあたり286gと”Best in Class”の数値を出している。
B7 BiTurboは感覚に訴える特性とテクニカルデータの両方で、高性能と優れた燃費効率の両立は可能であることを証明している。左右のダブルテールパイプを持つALPINAのステンレス製排気システムは、深く堂々としたV8サウンドを発し、それはALPINAの名から期待される通りのものである。
ALPINAスイッチトロニックは、オートマティックモードでスムーズかつ快適にシフトするようプログラムされている。またその他にスポーツモードとマニュアルモードがあり、それぞれの場面において走りを変えることが可能だ。B7 BiTurboを運転する際、例えばオートマチックトランスミッションのギアをマニュアルで選ぶ際にステアリングの裏側にあるボタンを押す時などは今までにない体験をしているような気分になる。このシフトは、何十分の一秒かで行われ、また動力の伝達を極力妨げないようにできている。それはツインクラッチトランスミッションにも匹敵するほどである。その結果B7 BiTurboは、リミッター制御された時速280kmと、わずか4.7秒での0-100km/h加速が可能である。実際そのように急発進することはあまりないだろうが、フロントの直径374mmでリアが370mmのベンチレーテッド式の高性能ブレーキシステムがスポーツカーと同じレベルの減速度を保証する。
21インチのホイールとタイヤの組み合わせとともに、サスペンションは俊敏であり、ダイレクトなフィーリングだが、純粋なスポーツサスペンションのような硬さではない。新しいデザインの軽量なALPINA クラシック21インチホイールには、前輪に245/35 R21、後輪には285/30 R21のミシュラン製タイヤが装着されている。このタイヤは、ランフラットではない通常タイヤであり、現在では稀な、しなやかで快適な走りをもたらしている。
ALPINA社は最新の電子制御サスペンション技術を統合し、お客様のニーズに合わせて巧みにまた絶妙に調整することに成功した。B7 BiTurboの標準装備の中に、ダイナミックダンピングコントロールとダイナミックドライブ(アクティブロール制御)機能の付いた電子制御サスペンションシステムによって、3つのサスペンションセットアップの選択肢を与える。それは、コンフォート、ノーマル、そしてスポーツである。これら3つの間には、明確に異なったセットアップがなされている。それは、ダンパーやアクティブロール制御だけでなくパワーステアリングアシスト、スロットルレスポンスの設定も変更される。B7 BiTurboは今までになく多様で、長距離でも快適であり、常に歓びと安全性を提供する。経験豊かなドライバーのためのスポーツプラスモードは、DSCの拡張機能であるDTCへ自動的にシフトする。このことは駆動しているタイヤのスリップ率の拡大を許容し、トラクションコントロールシステムの作動を遅らせる。
「形は機能に従う」というスタイルは、例えば、効率を良くするためにメインの冷却モジュールから独立したトランスミッションやエンジンオイルクーラーが、典型的なALPINAのフロントマスクと一体化しているというところに見ることができる。スポイラーは、リフトをフロントで30%、リアで15%減らし、空気力学的なデザインになっている。左右のダブルテールパイプは、完全にリアバンパーと一体化し、この車のパワーを物語っている。B7 BiTurboに乗る時、ALPINAのドアシルトリムがわずかにブルーに光っていることにすぐに気付くだろう。直径385mmのスイッチトロニックステアリングホイールには、手縫いのラバリナレザーが絶妙にフィットし、とても心地がよい。ブルーのメーターパネルの中にある赤の指針は、大切な情報を伝えるブラックパネルのLCDスクリーンなどの計器を美しく飾っている。
高級なミルテウッドトリムは、米国の太平洋岸にしか見られない月桂樹を用い、暖かみのあるクラシックな雰囲気を醸し出している。オプションのひし形デザイン付ALPINA ピアノブラックインテリアトリムは、とてもモダンで洗練された仕上がりだ。
メタリックペイントやブルートゥーステレフォン付のナビと同じように、ALPINAの上品なメタルエンブレムが、スタンダードレザーコンフォートシートのバックレスト上部を飾っている。エンジンベイには、新しいデザインのALPINAエンジンカバーがつけられている。

